Shibata and fukuyama Guitar Duo Site

yomoyamabanashi四方山話


四方山話は 日々の雑談を 私見で 自由気ままに書きます。
お気に召さないこともあると思いますが お許しください。
クラシック・ギターに関することを書いたり、書かなかったり・・・
深堀したり、しなかったり・・・
不定期に、時間があるときに、思いつくままに・・・
以前、掲載したものも掲載して・・・

       2024: Ken Shibata / Atsuko Fukuyama

『爪の話-その2』(番外篇)

  by:福山敦子  2011. 2. 7

「爪の話 その2 かたち」


ギターを弾く人間にとって 爪は大事な関心事の一つです。
『どんな爪の形にされていますか?』これが挨拶代わりに使われる程です。
確かに長い爪、短い爪、四角い爪、丸い爪、魔女の様に細く長〜い爪、
かわいい爪等々色 んなパターンがあり コレが一番良い!なんて事は言えないですよね。

『何を求めるのか?』

同じ指の形、同じ爪の形の人でさえ違う形に整えられている爪。
これはタッチやフォームが個々のものだからと思いますが ただ言える事は、『何を求めるのか?』によって違ってくるのではないでしょうか。
つまり弾きやすさを重視するのか? それとも音質を重視するのか?
自分がどういう事を優先するのかによって自ずと決まってくるものかと思います。
最近のギタリストの傾向としては弾きやすさを優先させている方が多いと思いますが、
何といってもギターの最大の魅力は音色なのですから少し寂しい気がします。

もちろん爪に合ったタッチ、タッチに合った爪も考慮しますが
好みの音!と調子良く弾ける!の折り合いを如何につけるかが分かれ目になっている気が します。

根気よく探し出し・・・

例えば短くて弾き難いけれどこの音が好き!
 は音が変化していないかを確認しながら弾 きやすくなる所まで少しずつ伸ばす・・とか
長さ的には丁度良いはずなのに弾きにくい場合は、何故弾きにくいのか、
どこが引っか かっているのかを根気よく探し出しそこを少しずつ削っていく。
(最近のライト付拡大鏡は 結構選れ物も多い)
  逆に長くてすらすら弾きやすいけれど音はあまり好きではない!
ならば弾きながらどんど ん色んな箇所を大胆に削っていく・・など
地味で時間のかかる作業ですが音と密接に関係する爪
もし音にこだわりが生まれたのなら、爪も一度見つめ直される良い機会かもしれません。
色々と試してみる価値はあるはず です。失敗してもやり直しはききますしね!!
ただ右手のタッチするあたりの弦がギザギザになっているギターの方はもう少しだけ丁寧 に磨き上げて下さいね。
因みに柴田:鷲爪、四角い形で極短、かなり硬い。
福山:丸い形で短く硬めの爪。

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