yomoyamabanashi四方山話
四方山話は 日々の雑談を 私見で 自由気ままに書きます。
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《忍者に学ぶ》
by:柴田 健 2024年02月08日
重大な任務を負い、次々と仕事をこなしていく忍者はどのようにして平常心を保っていたのだろうか?
忍者の秘伝書は小さなものも含めて二百以上残されているが、
中でも『万川集海』(まんせんしゅうかい)
には心の有り様を正しく整えるには
心の鍛錬が必要だと説いてある。
正心(せい-しん)忍者は自分の心をコントロールする術を身につけていた。
とりわけ次のものを捨て去れば、心を揺さぶられる事なく、任務を速やかに行える。
それは「三病」と呼ばれている。
『三病』
1. 恐怖
2. 敵を侮ること
3. 考えすぎ
《演奏における恐怖》
演奏する者にとって舞台にあがる「恐怖」はいつも感じている。
「敵を侮ること」は音楽を甘く見たり、さほど掘り下げなかったりした時
や深いものが準備できていないことだろうか。
《考えすぎではないか?》
ここで目を引くのは3番目の「考えすぎ」ではないだろうか。
もしミスをしたらどうしようとか、手が震えて全く引けなかったらどうしようとか、
自分のやっていることが全く受け入れられなかったらどうしようとか。
下手という太鼓判を押され、この先これで生きて行けなかったらどうしようetc.・・・。
考えたらキリがない。これが結構いろんな事に繋がっているような気がする。
と言っても気になって仕方がないのも分かるが、
「ミスして死んだ」という話は聞いたことがないぐらいに考えましょう。
又ある人はこの様に言っていた。
「ミスをしたと思わないこと。ハプニングが起こったんだ。ハプニングこそが新しいものが生まれるチャンスだ!」と・・・